外壁塗料には多くの種類がありますが、それぞれ特色・性能あり、耐久性や性態が異なっています。
何を選ぶかにより次の塗替えをする時期や「汚れにくい」などの性能を決められます。
お客様の要望と外壁の様々な状況により最適と思われるものを予算に応じて選ぶことが重要です。一般的には特性が上がれば、価格も上がります。
1.アクリル
光沢に優れ、耐久性もあることから合成樹脂よりも良い材料ということで、注目されました。
しかし、時は流れ、「ウレタン」・「シリコン」等の次世代の塗料が開発され、今は、一般的に「安く済ませるなら…」という位置付けになっています。
外壁 | 屋根 | |
耐久年数 | 8~10年 | 5~7年 |
価格目安(30坪) | 40~70万円 |
2.ウレタン
強靭な塗膜、防水性、光沢があり、弾力性に富む優れた材料です。現在、防水・外壁・屋根等、幅広く使われていて、「標準的な耐久性」・「標準的な仕上がり」・「コストパフォーマンスに優れる」という標準的な塗料です。また、セラミックを配合したセラミック変成ウレタン等、「汚れにくさ」を備えたものも出ています。
外壁 | 屋根 | |
耐久年数 | 10~12年 | 7~10年 |
価格目安(30坪) | 60~90万円 |
3.シリコン
近年流行の塗料です。イメージとしては、ウレタンの性能をそのまま一回り強化したような感じです。ガラス繊維技術を応用して作られています。耐応年数がウレタン系より2年程度伸びるので予算にゆとりがあれば、お勧めです。
外壁 | 屋根 | |
耐久年数 | 12~15年 | 8~10年 |
価格目安(30坪) | 70~100万円 |
4.フッ素
耐久性、質感、値段、どれをとっても群を抜いている最高級の塗料です。半永久とうたってしまう業者もいる程、性能が高く、ガソリンスタンドや海が近い施設等、耐久性を強く必要とする場所でよく使われます。
外壁 | 屋根 | |
耐久年数 | 15~20年 | 10~12年 |
価格目安(30坪) | 80~150万円 |
5.光触媒
酸化チタン技術を応用して作られた塗料です。光にあたる事で色々なものを分解する性質があります。これにより耐久性はもちろん、汚れを分解するのでずっとキレイな上に、空気までキレイにしてくれます。清潔さで選ぶなら最高の塗料です。
外壁 | |
耐久年数 | 15~20年 |
価格目安(30坪) | 80~150万円 |
6.断熱・遮熱
近年、注目されている技術で、熱を反射する塗料を塗ることで、家の中を快適にしようという材料です。キレイで快適な家、節電やエコにもつながります。メーカーごとに樹脂等は変わりますが、原理は熱の反射です。耐久性も高いものが多いです。
外壁 | 屋根 | |
耐久年数 | 15~20年 | 7~12年 |
価格目安(30坪) | 130~150万円 |